自分の性格を説明して下さい。
社会人になると自分の長所や短所、性格に関して説明する機会が出てきますが、私は30代なかばに人に言われて気づいたことがあります。
それは、せっかち
合気道との出会い
社会人になってから合気道を始めたという人と出会いました。
あまりにも昔過ぎて話の内容は覚えてないけど、その合気道の流派を創設した人の話も熱く語っていて本を購入し最近まで本棚にありました。
武道は未経験。話を聞いてとても興味が湧いたのでその人が所属している青山の道場に見学に行き、そのまま入会手続き。
けがをしない様に受け身の練習。中学生以来のマット運動。三半規管が弱い私はふらふらしっぱなし。でもなんだか楽しい・・・
私の友人が体験しに来て私と練習している時に
「せっかちだね。もっと相手を観ないと。」師範から声が掛かりました。
私ってせっかちなんだ・・・と初めて認識。
どうしてせっかちになるんだろう
私の家族、特に母親はせっかちな人でその行動こそがせっかちなんだと思っていました。
自分はそんなことはしない=せっかちではない
と思い込んでいたんです。
でも普段の行動を思い返すと
電車から降りた後、前を歩いている人の踵をよく蹴っているんですよね。早く歩かないと会社に遅れるという焦りから前に人のスピードに合わせていないんです。
早く歩いても、前の人のペースに合わせても、踵を蹴られた人は嫌な思いをするだけで、会社に着く時間はさほど変わらない・・・それに気が付きました。
せっかちを認識してから、人の踵をほとんど蹴らなくなった。
蹴ってしまった時は、何をそんなに焦っているんだ?と自問自答しています。
気持ちの余裕があれば焦ることもなくなる。
どうして気持ちに余裕がないんだろうと、自分自身を深堀してその原因を探るようにしています。
人によって見る角度が違う
それまでせっかちと言われたことがありませんでしたが、人によって私を見る角度が違う。
似たような人といると私の中のせっかちは薄れますが、価値観が違う人から見るとせっかちが色濃く見える。
自分の弱点かもしれないところを自分で知ること、自分の考え方をちょっと変えることで自分なりの方法が見つかり、気持ちの余裕が持てるようになる。
せっかちが薄れ始めた結果、自分の強みがより引き立つようになった。
合気道(師範)との出会いは大切な宝物です。
後日談
・足の親指を捻挫して練習を休んだことがキッカケで合気道への熱が冷めてしまいました・・・(いつものことです)
・以前勤めていた会社の社長が、この合気道の創業者の本を読んでいました。ここに来ることが決まってたのかな?とびっくりしたことを覚えてます。