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水に包まれている感覚に癒された

近所にスキューバダイビングショップがオープンし、『体験ダイビング』ののぼりがたなびいていました。

20代前半、知人がダイビングを始めて魚がきれいだと言っていたけど、心が動くことはなかった。

でも30歳を目前に『体験ダイビング』という言葉はとても輝いて見えたのです。

29歳は女性として焦るタイミングだと聞いていたけど、自分も焦っているのかもしれない。仕事に集中しすぎて結婚がぼやけている感じ。趣味もない。何もない感じが焦りを助長させると思って色々チャレンジしてみた。だけど今一つ。

近所にショップが出来たのもご縁ということで、『体験ダイビング』に一人で参加しました。

7月下旬の伊豆の海は、いつもなら少し濁っていると言っていたけど、
私が潜った日の天気は快晴、水の透明感は最高という好条件!

タンクを背負って耳抜きするのもすんなりできた。

インストラクターに手を引いてもらい5mほど潜った頃、海面を見上げた時の太陽と水の輝きのきれいさは今でも覚えています。
ダイビングやろう!と水の中で決めたのです。

ダイビングショップが伊豆まで車で送迎してくれるので週2回のペースで伊豆に行けた。

なぜが心身のバランスが崩れる

このころの私はデパートでビューティーカウンセラー(美容部員)をしていました。

仕事は順調で、社内の人間関係も全く問題なかった。逆に楽しくて仕方なかった。

なのにうつかもしれないと思うこともあり、心療内科を受診した方がいいかもと考えていたのです。

そんな時、スキューバダイビングに出会い、海に潜るととても癒されて、うつっぽい症状が緩和されていることを強く感じました。

海の水が隙間なく体にまとわりついている、包まれている感覚が何とも言えない。

ビューティーカウンセラーを33歳で辞めた頃、ダイビングショップが移転。ダイビングをする機会が無くなりやめました。
そして、うつっぽい症状もなくなりました。

ダイビングショップは私を救うために近所に開業してくれたんだと、一人で感謝しています。

このころを振り返ると

・化粧品業界に自分が長く居るイメージが持てなかった
・今の環境では自分の成長が頭打ちになってしまうという恐怖があった
・成長したいと考える人が周囲にいなかった 等
がうつっぽくなった原因なのかな~と思います。

海を知っている私には狭い場所だったんでしょうね。

健康でいるには心と体と思考のバランスが大切

私はもっと成長したいという思いが強かった。でも環境は小さな池みたいな場所だったから、大きな思考を無理やり押し込めていたら、心が悲鳴を上げて体の調子が悪くなったみたい。

ダイビングはもっと成長したい私の思考を満足させてくれるアイテムで、五感を刺激する水はストレスを癒してくれたと思っています。